次女を妊娠時、つわりで2ヶ月入院しました。
本当にあのときのツラさは今でも忘れられません(T_T)
もう一生分、吐きました(笑)!
当時の入院生活やつわりの症状、食べられたもの等をまとめます!
つわりが始まるまで
病院を受診して「妊娠してますね。おめでとうございます。」と、市役所で母子手帳を貰います。
この時点でなんだかムカムカ・・・。
市役所の方に「つわりが始まってますか?」と笑顔で聞かれ、「・・・なんだかちょっと気持ち悪いような気もします(^^)」と答える私。←まだ余裕あります(笑)
思い返せば、長女妊娠時もつわりはありました。
常にムカムカ・・それはそれは気持ち悪い。
でも全く食べられない、水分もとれないという事はありませんでした。
しかし「唾液つわり(よだれつわり)」が始まります。
自分の唾液が異常に気持ち悪い!飲み込めない!
(この唾液の症状は2人目でも味わうことになります・・・・)
母子手帳を貰って数日後、検診のため実家に車で帰る事に。
片道50分程なのですが、運転中も「う~~~あ~~~気持ち悪い~~」と独りで言いながら、いざという時のビニール袋を持ったり、置いたりしながらなんとか吐かずに実家にたどり着きました。
そして・・・実家に入ったとたんに地獄が始まります。
「うっ!!!!」
実家の匂いがクサい!!←失礼。
和室に入っては、クサい!!!←失礼。
もう我慢できない~!と、トイレに入って嘔吐。
匂いにかなり敏感になっています。24時間ムカムカムカムカ・・・
その時から、何を食べても吐くように!
そばやそうめんもダメ。お茶漬けもダメ。フルーツもダメ。(ちなみに麺類は長いので喉にひっかかって吐きにくい!)
翌日からは、さらに水分も嘔吐!
イオンドリンクも水もお茶もジュースも炭酸水も全部吐いて・・・・
「もうダメだ~!・・・もうダメだ~!」
そんな状態が3日程続き、体全体が干からびる感覚?←脱水ですね。
ついに病院を受診することに・・・
先生「ケトン体でてるね。点滴して家に帰っても食べられないでしょう?もう入院しましょう」
看護師さん「つらかったね~。大丈夫?点滴したらよくなるよ~」
受診してすぐに入院が決定。看護師さんの優しい言葉に涙ぐみながら車椅子で病室に連れて行って貰い、それから2ヶ月間の入院生活が始まります。
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こちらでも入院してます(^^;)
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さらにこちらでも入院してます。
なかなか妊婦生活、大変でした・・・orz
入院生活
入院時の食事は?
病院によって異なるかとは思いますが、私の入院した病院では通常食、通常食の主食の変更や牛乳をヨーグルトに変更できたり、おかずの量を調節できたり、ビスケットやフルーツの軽食に変更が可能でした。
以下↓は私の状況です。
入院が始まって、最初は通常と同じ食事(産婦人科なのでおやつまで!)が出ていました。それをなんとか食べようと、口に運ぶもののすぐにムカムカして嘔吐。
「無理にたべなくていいからね。」
と言ってくれた看護師さんの言葉に少し楽になり、食事は運ばれてくるけど、全く手をつけない状態が続きました。点滴されているので栄養は大丈夫です。
食べなくても大丈夫なのですが、何日も何も口にしないと胃腸が弱るようで、少しは口に入れて見る事に。
「何か食べやすいもの無いかなー?主食を変えてみようか?」
と、看護師さんからの提案で主食をごはんから冷たい麺に変更、主食、おかず共に量を少なくすることに。
主食は冷たいそうめんかうどん、おかずもお皿にちょん。と少量になりました。おやつはなしに。
しかし、また少し口に運んでは嘔吐。さらにその勢いで胃に何も無いのに何回も嘔吐し緑色で苦い胆汁を吐くように・・・
加えて唾液のつわり症状もひどくなってきます。唾液が飲み込めず、ティッシュに吐き出します。その勢いで嘔吐したり。夜はティッシュに吐き出すのが大変なのでタオルを顔の両側に置いてそこに吐き出すようにしていました。←この唾液つわりは妊娠7ヶ月頃まで続きます(T_T)
ほとんど何も食べられないので、今度は夕食だけビスケットやフルーツの軽食になりました。
フルーツを少し・・・やはり嘔吐。
氷を口に含んでみてもダメ。アイスクリームもダメ。ちょっと食べたと思ったらゲップが上手く出来ずにゲップと一緒に嘔吐。
毎日10回近く嘔吐する日が続き、ついには胃酸の逆乳で喉が痛く、血が混じるように(-_-)!
しかし12週過ぎたあたりから症状が少しずつ改善!長かった~!!
フルーツやビスケットが少し食べられるようになり、嘔吐の回数も減ってきました。
ムカムカは相変わらずですが、毎日ベットで吐き気とただただ向き合う絶望的な日々からほんの少し、抜け出せそうな光が見えてきました!
つわりの治療は?
食べたり飲んだり出来ないので、点滴で水分と栄養(ブドウ糖等)、電解質やビタミンを補給します。吐き気がひどい時は吐き気止めも点滴に追加することも。
以下↓私の状況です。
入院当初から1ヶ月半程、1日に4本の点滴をしていました。
胆汁や血を吐くほど酷い時は吐き気止めがプラスされたのですが、私のつわりには全く効果は無いように感じました(^^;)
点滴の針交換が問題!
3日に1回の留置針を交換するのですが・・・入院が長くなるとだんだんと針の刺せる血管が無くなってきます!
元々血管が細いのか、脂肪に隠れて見えにくいのか(^^;)針をさすのに看護師さんを非常に苦労させる私の腕。最初に使っていた良い血管も、点滴が漏れて腕が腫れたりしたらしばらく使えません。
そのため針をさす位置が手の甲や上腕、脚!?にまでおよぶことも。
血管が弱ってくるのか、だんだん点滴も漏れやすくなり、ナースコールを押して点滴が漏れていると伝えると・・・
「あーーー。だいふくさんか!私無理だー!」と看護師さんに嫌がられてました(笑)何回も針を刺さないといけないので心苦しいそうです。
血管に上手く針が入らないので看護師さん3人にバトンタッチされ合計で8回くらい刺されたことも(^^;)
そんな点滴も、少し食べられるようになった頃から1日3本になり、2本になり、点滴が無くなり、1週間経過を見てから退院となりました。
重症妊娠悪阻でしたが、点滴のおかげで体重は4Kg程しか減らなかったです。←減った分はつわりが終了してから立派に取り戻してます(笑)
1日のスケジュール
入院していた病院のスケジュールです。
6:00 起床 看護師さんが「おはようございまーす」と様子を見に来ます。日によっては採血、検尿。
7:00 朝食
週1回シーツ交換のため、部屋から出されます。
9:00 日勤の担当看護師さんの巡回。血圧、脈、検温。
担当医師の回診。←時間は日によってバラバラ。来られない日もあり。
師長さんが来られることも。「つわりには終わりがあるから!大丈夫よ!病気じゃないから!希望を持ってね」と毎回同じ事を言われてました(笑)
午前中に蒸しタオルで清拭。
お風呂(数日に1回)は順番。点滴のルートをテープで固定してラップやビニールでぐるぐる巻きにして貰ってから入ります。
12:00 昼食
週に3回くらい赤ちゃんの心音を聞いたりすることも。私はまだ小さすぎて聞こえない事が多かったですが(^^;)
15:00 おやつ いつもこの頃に母と長女が必要な物を持ってきて、洗濯物を持って帰ってくれました。毎日10分程の滞在でしたが長女の笑顔を見る事が非常に楽しみでした!
18:00 夕食
夜勤の担当看護師の巡回
21:00 消灯
吐き気があるのでなかなか眠れません!
0:00 夜勤看護師の巡回
3:00 夜勤看護師の巡回
このようなスケジュールでした。
つわりは点滴で様子を見るしかないので、ほとんどイベントはありません(^^;)
吐き気で同室の妊婦さんとおしゃべりも出来ず、時間もなかなか過ぎず、ただただ嘔吐して地獄のようでした。
たまに来てくれる看護師さんとちょっとお話する事が、気が紛れて本当に助けられました。
つらかったこと、楽しみだったこと
つらかったこと
・おしゃべりできない ひどい吐き気で同室の妊婦さん達ともしゃべれません(同室の妊婦さんは全員切迫で仲良くおしゃべりされてました)
・同室の妊婦さんの面会に来た人が匂いの強いものを食べ始めた←嘔吐します(T_T)
・カーテン仕切りなので会話がまる聞こえ(よそ様の家庭事情を(聞く気はありませんが)聞いてしまいました(笑))こちらの会話もまる聞こえです
・先が見えない・・・1日中続く吐き気、嘔吐に心が折れていました
・トイレまで移動が大変 嘔吐するのに点滴を引きずりながらトイレに駆け込むのが大変。
・嘔吐の声が恥ずかしい 「おえぇぇ」が他人に聞かれるのが恥ずかしいです。長い間嘔吐していたので、ついには声を出さずに吐けるようになりました(^^;)
楽しみだったこと
・長女との面会 当時2歳の長女を母が毎日連れて来てくれたので会える事を本当に楽しみにしていました。
・赤ちゃんの成長 先生に「赤ちゃんは順調に大きくなってるよ」とエコー写真を見る事が楽しみでした!
かかった費用
公立の病院に2ヶ月入院しました。
費用は大雑把にしか覚えていなくてすみません!
限度額適応認定証を請求して、準備していたので費用は月に8万ちょっとと、食事代等自費分を合わせて全部で10万~13万くらい。
※限度額は所得により異なります。
しかし月の半ばから入院し、入院期間が3ヶ月に渡っているため合計で25万以上払いました(T_T)
医療保険で少し戻ってきましたが、全額カバー出来る程ではなく入院期間の家族の生活費も別にかかるので大変でした(汗)。医療保険をきちんと見直す必要がありますね。
つわりはいつまで続くのか?
つわりの症状は人それぞれで、全く無かったという人や妊娠中ずっと続いた!という人まで様々です。
一般的には6~7週(妊娠2ヶ月)から始まり、ピークは10~11週(妊娠3ヶ月)と言われています。
私の場合は6週から始まり、入院して少々食べられるようになって退院したものの自宅でもムカムカや嘔吐は15週(妊娠4ヶ月)頃まで続きました。
それ以降は徐々に食べられるものが増え、今まで食べられなかった分の食欲が増しちょっと体重増え気味だね~と言われるように(笑)
ただ、唾液つわりは妊娠7ヶ月頃まで続いていました(T_T)
つわりが酷い時に唯一、食べられたもの
6週~12週くらいまでほとんど飲食出来なかった私ですが←江戸時代とかに生まれてたら私も赤ちゃんも生きてないかもしれませんね(汗)
唯一食べられたものがあります。
それは・・・・・・
ラムネ菓子です!!
病院の売店で母が買ってきてくれた昔ながらのラムネ菓子。それだけは少しずつ食べられました。本当に今でもラムネ菓子には感謝しています!救われました!(*^_^*)
ラムネ菓子には二日酔いなどにも効果があることを後々に知って「そうだったのかぁ~~~」と妙に納得しました。
ラムネ菓子万歳!!
↑
画像のようなカクダイ製菓のラムネを食べていました。(病院の売店で購入したのは1kg入りではありません(笑))
甘酸っぱくて歯ごたえがよい昔ながらのラムネです。
つわりで苦しんでいる方へ
つわりで苦しんでいる方、終わりは必ずきます!←師長さんの言葉の受け売りですが(笑)
本当にお腹に赤ちゃんがいて嬉しいはずなのに、1日中吐き気・嘔吐に苦しんで「もう嫌だもう嫌だ・・・終わりにしたい」と本当に苦しいですよね。
実際に重症妊娠悪阻になってみないとこの苦しみはわからない事です。
でも大丈夫!必ず、終わりがきます。
「あぁ、そんなこともあったなぁ。」と笑顔で言える日がきっときます!!
出産後もいろいろありました(笑)
↓
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だいふくママさん
今、9週目後半で、絶賛重症妊娠悪阻で苦しんでます。ブログ拝見させていただき、同じような方がいる!と励みになりました。私も1ヶ月以上の入院となる予定で、不安なことが多かったので、支払いなどとても参考になります。ありがとうございます!
すのうまんさん
コメントありがとうございます!
水分も受け付けなくなると本当につらいですよね。
私も入院中は同じような方のブログを読んでいました(^^)
つたないブログが参考になったようで嬉しいです。
高額な入院費を支払うのは大変なので、先に限度額適応認定証を先に入手しておくと便利です。
所得によって自己負担の限度額は異なりますが、医療費の支払いが限度額までになります。
早く症状が良くなってハッピーなマタニティライフを過ごせますように!
とても励みになるブログでした。私も入院し、10kg近く痩せたのですが、今まで読んだブログの中で1番共感できるものでした。切迫の患者の楽しそうな話し声の辛さとか吐く時の声の申し訳なさとかゲップの辛さなどなど…15週目にしてようやく退院できましたがまだムカムカが続く不安な日々…来週くらいには落ち着いてることをただただ祈っています
ピジョンさん
コメントありがとうございます!
このブログが励みになったようで、とても嬉しいです。
10kgも痩せられたんですね。入院生活辛かったですよね・・・。
無事、退院されたようでおめでとうございます。
私も退院後しばらくムカムカが続いてましたが、徐々に徐々に落ち着いてきました。
食べられるようになったら嬉しくて食べ過ぎてしまいましたが(笑)
ピジョンさんもつわりが早く落ち着いて楽しいマタニティライフを過ごせますように(^^)